2023年08月04日
2023年 第30週 (2023.7.24 ~ 2023.7.30)
★県内で注目すべき感染症
(注意点や予防方法)
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
主な症状は発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状であり、頭痛、下痢、味覚障害、嗅覚障害を呈する場合もあります。
感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出されるウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
症状のある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
また、高齢者や基礎疾患のある方は感染すれば重症化リスクも高まります。
「感染症予防の基本」をしっかり実行しましょう。
新型コロナウイルス感染症
(高知県特設サイト):>>詳細はこちら
<予防方法>
・手洗い・消毒は感染予防に特に有効です。
・密閉・密集・密接の回避と家やオフィスなどの換気を十分にしましょう。
・医療機関受信時や混雑した電車やバスに乗車する時など、効果的な場面でのマスク着用をお願いします。
○夏型感染症
(手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱)
夏型感染症は、例年、6 月頃から 5 歳以下の乳幼児を中心に報告数が増えはじめ、7~8 月頃にピークとなります。
全国ではヘルパンギーナの増加傾向が続いており、高知県でも注意報値を超えている地域があります。
手足口病は、通常は3~5日の潜伏期をおいて、口の中、手のひら、足の裏や足背などに2~3mmの水疱性発疹ができます。
ほとんどの発病者は数日間のうちに治る病気ですが、ごくまれに髄膜炎や脳炎などを生じることがありますので、高熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意してください。
また、倦怠感や口腔内の痛みなどから食事や水分を十分にとれず、脱水になることもありますので、こまめな水分補給を心がけてください。
ヘルパンギーナは、夏から秋にかけて流行する疾患で、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を主症状としたいわゆる「夏かぜ」の代表的疾患です。
2~4 日の潜伏期の後、突然の高熱、咽頭痛や咽頭発赤が現れます。
口腔内の痛みがあり食事がとり難いため、柔らかく、薄味の食事を工夫し、水分補給を心掛けましょう。
手足口病やヘルパンギーナの原因ウイルスであるエンテロウイルスは、回復後も便中から検出されることもあるため、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。
<予防方法>
・手洗い・うがいが大切です。
流水と石けんでよく手を洗いましょう。
・タオル・コップ等の共用、感染者との密接な接触はさけるようにしましょう。
・回復後にも2 ~4 週間の長期にわたり便からウイルスが検出されることがあるので、特に、外出後、食事の前、トイレの後の手洗いを徹底しましょう。
【高知県 衛星環境研究所
感染症発生動向調査(週報)より参照】
(2023年08月02日更新)