2023年07月14日
2023年 第27週 (2023.7.3 ~ 2023.7.9)
★県内で注目すべき感染症
(注意点や予防方法)
○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
主な症状は発熱、咳、全身倦怠感等の感冒様症状であり、頭痛、下痢、味覚障害、嗅覚障害を呈する場合もあります。
感染者の口や鼻から、咳、くしゃみ、会話等のときに排出されるウイルスを含む飛沫又はエアロゾルと呼ばれる更に小さな水分を含んだ状態の粒子を吸入するか、感染者の目や鼻、口に直接的に接触することにより感染します。
症状のある場合に外出する際は、人混みは避け、マスクを着用しましょう。
また、高齢者や基礎疾患のある方は感染すれば重症化リスクも高まります。「感染予防の基本」をしっかり実行しましょう。
新型コロナウイルス感染症
(高知県特設サイト):>>詳細はこちら
<予防方法>
・手洗い・消毒は感染予防に特に有効です。
・密閉・密集・密接の回避と家やオフィスなどの換気を十分にしましょう。
・医療機関受信時や混雑した電車やバスに乗車する時など、効果的な場面でのマスク着用をお願いします。
○夏型感染症
(ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱・手足口病)
夏型感染症は、例年、6 月頃から 5 歳以下の乳幼児を中心に報告数が増えはじめ、7~8 月頃にピークとなります。
全国ではヘルパンギーナの増加傾向が続いており、高知県ではアデノウイルスによる感染症が多数報告されています。
ヘルパンギーナは、経口・接触感染、咳やくしゃみによる飛沫感染で感染します。
手足口病やヘルパンギーナの原因ウイルスであるエンテロウイルスは、回復後も便中から検出されることもあるため、この病気にかかりやすい年齢層の乳幼児が集団生活をしている保育施設や幼稚園などでは注意が必要です。
咽頭結膜熱は、発熱・咽頭炎及び結膜炎を主症状とするアデノウイルスによる急性の感染症です。
潜伏期は 5~7 日で、症状は発熱、咽頭炎(咽頭発赤、咽頭痛)、結膜炎が三主症状です。
例年 5 月中旬から下旬頃にかけて患者数が増加し始め、7 月下旬から 8 月上旬をピークとする流行が見られる夏期の疾患で、プールを介して流行することが多いことから、「プール熱」とも呼ばれています。
<予防方法>
・手洗い・うがいが大切です。流水と石けんでよく手を洗いましょう。
・タオル・コップ等の共用、感染者との密接な接触はさけるようにしましょう。
・回復後にも2 ~4 週間の長期にわたり便からウイルスが検出されることがあるので、特に、外出後、食事の前、トイレの後の手洗いを徹底しましょう。
【高知県 衛星環境研究所
感染症発生動向調査(週報)より参照】
(2023年07月12日更新)